「年賀状離れ」が止まらない。打開策は?
年末年始になると頭をよぎる年賀状の歴史
■魅力的な商品は打開策になるか?
2019年用のお年玉年賀はがきの1等賞品は、現金30万円または同額相当のプレミアム商品とのことだ。開始当初と比べて人々が豊かになり、価値観が多様化したことがうかがえるが、なんだか味気なく感じてしまう。
1等の当せん本数は2412本、これは100万本に1本の割合だ。毎年100枚ずつもらっている人でも、合計1万枚の年賀状を受け取るには100年もかかる。それでもかなり多いが、1等が当たる確率としてはまだ低い。なかなか当たらないのも当然か。
ちなみに、一部券種限定となるが、東京2020大会応援賞も設けられている。当せんすると、東京2020オリンピックにペアで招待されるのはもちろん、旅行券も付いてくるという。日程や観戦競技などは未定だが、対象となる年賀はがきを受け取った人はよろこんでくれるだろう。ただ、当せん本数は181本、これは1000万本に1本とのことなので、1等を引き当てるよりも難しい。
こうした魅力的な賞品を用意して、年賀状離れを食い止めようとしているが、今年はどうなるだろうか。
毎年、数枚しか出さない筆者は、パソコンソフトに搭載されたデザインをパソコンで印刷するだけという手抜きをしている。それなのに、作成するのは大みそかになってしまい、元日には到底、間に合わない。このような事態に陥らないためにも、今年こそは早めに準備をしようと思う。