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京都の洋食屋グリルにんじん 初代マスターへ捧げるクラウドファンディングプロジェクトスタート致しました。

第7回目CAMPFIREクラウドファンディングプロジェクトスタート致しました。




洋食店「グリルにんじん」は、1978年創業の老舗洋食店。
現在、末期癌の治療中の77歳の父の想いを継ぎ、
30歳で事業を引き継ぎました。
しかし、物価高騰や人手不足、店舗維持の課題に直面しています。
今回の挑戦を通じ、父の理念を守りながら店の未来を支え、
次世代へつなげていきたいと考えています。

◆父が守り続けた洋食文化を未来へつなぐ

初めまして、「グリルにんじん株式会社」の代表取締役の近藤 太地です。

1978年に父が創業した「グリルにんじん」は、地域に愛され続けてきた老舗洋食店です。

飲食業界で生きることを決めた父は、朝から晩まで働き続け、手間暇を惜しまない本格洋食を多くの人に届けることを信念とし、38年間休むことなく店を守り続けました。



現在、父は77歳でホスピスに入院し、余命わずか1ヶ月。私は30歳で事業を継承し、存続と発展に尽力してきました。


しかし、物価高騰や人手不足の影響を受け、30年前は900円台だったランチも現在は1880円に値上げ。120坪の店舗維持や、4人の子育てとともに、多くの課題に直面しています。

12年前に法人化し、「日本伝統の洋食文化を京都から世界へ広め、日本の食文化の未来に貢献する」という理念のもと、経営を続けています。

今回のクラウドファンディングは、父の想いを受け継ぎ、洋食文化を次世代へつなぐための挑戦です。皆さまの温かいご支援をお願いいたします。


◆不器用な父が貫いた職人の信念
父は寡黙で不器用な職人でした。それでも、「手間暇かけた本格的な洋食を、リーズナブルでスピーディーに、そして毎日でも食べてもらえたら」という思いを貫き、料理には絶対的な誇りを持ち、最高の洋食をできるだけ多くの人に届けることに人生を捧げました。しかし、接客は得意ではなく、経営のことは二の次。お金の管理には無頓着で、周囲とのコミュニケーションも決して円滑とは言えませんでした。



それでも、朝6時から夜10時まで、365日休むことなく厨房に立ち続ける姿を見て育ちました。価格よりも質を重視し、手間暇かけた本物の味を追求する。その信念こそが、店の温かみや唯一無二の味を生み出していたのだと、今になって実感しています。しかし、その努力の裏には、経営の厳しさや家族の犠牲もあったことを、私は大人になって初めて理解しました。

◆店を継ぐ決意と父との衝突
大学卒業後、一度家業を離れましたが、30歳のとき父が「もう続けられない」と言ったのをきっかけに、店を継ぐ決意をしました。当時の経営は厳しく、建物の老朽化や経営の課題が山積み。それに加え、洋食業界はフレンチやイタリアンの影に隠れ、働き手も見つからない状況でした。

父は職人気質で頑固。経営改革を提案しても「これが俺のやり方だ」と譲らず、衝突が絶えませんでした。それでも「自分を育ててくれた店を守りたい」という思いが強く、30歳で正式に継承。
何度も困難に直面しましたが、34歳で子供が生まれたことを機に法人化し、経営を立て直してきました。
父の信念である「本物の味を届ける」ことを守り続け、これからも店の未来を繋いでいきたいです。

◆父の病と未来へのバトン
そんな父が、末期がんと診断されたのは1年半前。

77歳の父は、つい最近まで現場に立ち続け、スタッフから「マスター」として慕われていました。父が病に倒れたことで、店のあり方も大きく変わりました。

父のいない厨房で、スタッフたちは自ら動き、ご来店くださるたくさんのお客様の期待と変わらぬ味を守り続ける努力で奮闘する毎日です。

口数の少ない父の最期の願いは、「家族が一つになること」でした。弱っていく父に病室で渡された封筒には、絶縁状態だった弟へ届けるための資金が。

不器用な父は、決して口には出さずとも、店だけでなく家族の未来も守ろうとしてくれてると感じました。

◆そして今、さらなる試練の中で
ここ数年、飲食業界はかつてない困難に直面しています。物価高騰により、仕入れコストは2倍、光熱費も急上昇し、人件費の負担も増え続けています。メニューの値上げを進めていますが、それでもすべてのコスト上昇を吸収するのは難しく、利益率は大きく圧迫されています。

さらに、1年半前に末期がんを宣告されて昨年は抗がん剤が効かなくなり、今はホスピスで余命1ヶ月余りです。父はもう厨房に立つことはありません。しかし、お店に来店されるお客様や、病室に訪れる人々が「マスターの料理が好きだった」「あの味に何度も助けられた」と言葉をかけてくれるたび、父が守ってきた洋食の価値を改めて実感します。



◆父の想いと味を未来へつなぐ挑戦
今回のクラウドファンディングは、父が築き上げた洋食文化を次世代へ継承するための第一歩です。私は、父が頑なに守り続けた味をただ受け継ぐだけでなく、より多くの人に知ってもらい、未来へとつなげたいと考えています。そして、4人の子供たちに、父の想いを伝え、誇れる店を残すことが私の使命です。そのために、皆さまの応援が必要です。
ぜひ、私たちの挑戦にご支援いただき、「グリルにんじん」の未来を共に創っていただけたら幸いです。



◆クラウドファンディングを通じて実現したいこと
このプロジェクトは、単なる資金調達ではなく、「父が守り続けた味と想いを未来へ残し、洋食文化を次世代へつなぐ」ための挑戦です。

私たちは 「日本伝統の洋食文化を京都から世界へ広め、日本の食文化の未来に貢献する」 という経営理念のもと、この店を受け継ぎ、さらなる発展を目指します。


父の職人気質と経営哲学を次世代へ
→手間暇を惜しまない本物の洋食文化を受け継ぎ、時代に合わせた新たな価値を加えながら発展させる。

店舗の維持と地域の食文化の継承
→120坪の店舗を守り続け、父が築いた味と空間を地域の方々に愛される場として存続させる。

家族の未来、そして次世代へつなぐ
→父の信念と仕事の誇りを、4人の子供たちへ伝え、洋食文化の灯を未来へと受け継いでいく。
この理念にもとづく目標に向かい、皆さまのご支援を力に、グリルにんじんの未来を守り抜きます。
ぜひ、私たちの挑戦にご支援・ご協力をお願いいたします。


◆リターンについて
今回、実際に来ていただける方にはお食事券、遠方の方にはワインやグッズ、企業様には福利厚生として社員さんにつかっていただける洋食弁当のデリバリーのリターンをご用意させて頂いました。
◆クラウドファンディング掲載リンク
 https://camp-fire.jp/projects/830223/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

◆最後に

店舗外観


看板

飲食業界は今、多くの店舗が閉店を余儀なくされるほどの苦境に立たされています。
父のように、手間暇かけた洋食を続けることは簡単ではありません。
しかし、私は父の想いを無駄にはしたくない。
この場所を守り、さらに多くの人に愛される店へと成長させたい。
ぜひ、皆様のご支援をお願いします。
そして、父が残した味と想いを、これからも未来へつなげていきます。

「この店で育った」- そう言ってもらえる未来のために。
父が守り続けた味を、これからも大切にしていきます。
どうか、温かいご支援をお願いいたします。

店舗名:グリルにんじん
ホームページ https://www.grill-ninjin.com/
所在地:京都市左京区一乗寺出口町51−2 専用駐車場7台あり
営業時間:ランチ 11:30~L.O.14:00(CLOSE14:30) / ディナー 17:00~L.O.21:15(CLOSE22:00)
定休日:火曜、第3月曜(祝日は営業)(夏期臨時休、年末年始休)
総席数:45席(C19席、T14席、座敷12席)
ご予約:075-711-7210 オンライン予約も可能です。
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