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5.31 K-1横浜大会「K-1 BEYOND」永坂吏羅、大久保琉唯に髪切りマッチとOFG戦要求!まさかの顔合わせ実現に仰天プランも




 5月31日(土)に神奈川・横浜BUNTAIで開催される「K-1 BEYOND(ビヨンド)」( https://www.k-1.co.jp/schedule/16648 )の記者会見が、7日に都内会場にて行われ、追加対戦カードが発表された。

 -56kg契約では、大久保琉唯(おおくぼ るい)と永坂吏羅(ながさか りら)の因縁カードが決定した。




会見では、永坂はSNSで大久保に対して「試合がつまらない。倒せない」など挑発。大久保はこれを無視してきたが、永坂がブレイキングダウンの選手に対してトラッシュトークを仕掛けていることを批判したことで、対戦の熱が高まることとなった。

大久保の弱さをボードで説明する永坂

 緊張感が高まる中、会見に登壇した両者。まず大久保は、「今回の試合はやらなくていい試合かなと思っています」と発言すると、「おい、待て待て、やらなくていいなら(契約体重を)57kgでやれよ」と永坂が噛みつく。大久保が「今は俺が話しているんだから、静かにしてろって」と怒り、「55kgの金子選手しか見ていない。今年必ずベルトを巻きたいので、しっかりこことは難なくクリアしたい」と続けた。




 永坂はこの一戦について「試合だと思ってねえから。一方的な暴力。格闘家とスポーツマンの違いを見せてやろうかなと。俺はチマチマとヒットを打ってポイントを稼ぐのは、性に合っていないから。男として俺は空振り三振か、特大ホームランをぶち込んでやるから、マジで見とけ」と豪語した。

 互いの印象について質問が飛ぶと大久保は「トリッキーでパンチ力もあってKO率も高いなと。あとは、めちゃくちゃナスDに似ているなと思います」とテレビプロデューサーの名前を出して牽制。永坂は「分かってんだよ。気にしてんだよ」と反論しつつ、「お前はマジでうぜぇ。かっけえよ。髪が邪魔だから、髪をかけろよ」と髪切りマッチを要求した。

 大久保は「いや、かけない」と断ると永坂は「勝てんだろ、だったらかけろよ」と引かない。最後は「考えておく」と大久保は答え、場合によっては髪切りマッチになる可能性も出てきた。

 これまでSNSで永坂から挑発を受けてきた大久保は「最初は、なんで俺なんだろうなと思っていましたけど、最近は言われ過ぎて慣れてきた」と苦笑すると永坂は「そんなお前のために、いいものを用意してきた」と2枚のボードを取り出した。



 1枚目は、大久保のことを「マンボウくらい弱い」と指摘し、「朝陽が強すぎて死亡」「仲間が死んだショックで死亡」「真っ直ぐにしか進めないから岩に当たって死亡」など都市伝説で挙がっているマンボウの死因を一つずつあげていった。

 2枚目は、大久保の弱さを「試合前にビビッてトイレから出られない」「弱いは正義=糖尿病や虫歯が心配」「負けたと思った時に負けていないと言う」など、比較する要素を一つひとつ挙げていき、最後に「一番の天敵が永坂吏羅。こいつは俺みたいなタイプが一番やりにくい。女の子みたいに抱きついてこかして、ダーティーな戦い方をしてくる。俺はフィジカル強いので通用しないから」と説明した。

 これを聞いていた大久保は「まあ、がんばっているなと」と大人の対応。すかさず永坂は「お前のこと好きだからな」と返した。大久保は「でも最近は甘い物を食べていないし、マンボウとか言うけどストレスは感じなくなってきた」と反論。

 永坂は「お前、さっきからサラっと流してきて腹立つな。それが許されるのはイケメンだけだからな。だったら、オープンフィンガー(OFG)で殴らせろよ。何だったら拳だけでもいいよ」とグローブ変更を要求。大久保は「やだ。そんなにやりたいなら、他の団体でやれよ」と切り返した。

 宮田プロデューサーは「オープンフィンガーグローブ戦になると、(試合)契約を見直す必要があるので、今回それはない」と否定。すると永坂は「救われたな。宮田さんに感謝しろよ」と吐き捨てるように語った。

 大久保は、永坂戦の先の展望を聞かれると「金子戦しか見ていない」と答えると「お前な、先のことばかり見ると足をすくわれるぞ。嫉妬するだろう、俺のことだけを見ろ」と叱責する場面も。永坂の挑発を、鋭いカウンターで返す大久保のやり取りは、イーブンといったところか。はたして、髪切りマッチやOFG要求の結末は、どうなるのだろうか。2人の舌戦も含めて、興味は尽きない。





<2人の近況>
大久保琉唯 (@rui912912 ) 初代Krushフライ級王者
24年9月にK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント準決勝で玖村将史から判定勝ち、決勝は金子晃大にKO負けを喫して準優勝となった。24年12月の璃明武戦は判定勝ちを収め、タイトル戦線に浮上。25年2月は総合格闘家の竹見浩志郎から初のK-1勝ちを奪い2連勝中。

プロフィール:https://www.k-1.co.jp/fighter/1224
X:https://x.com/rui912912

永坂吏羅 (@1998Lyra ) 全日本テコント゛ー選手権2連覇
全日本テコンドー選手権大会2連覇&MVP受賞で、2018年11月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦。2戦目で璃明武に敗れるも、20年3月の“狂拳”迅をKOで再起。23年7月のKrushスーパーバンタム級タイトルマッチで王者・璃明武に挑むも、判定負け。9月のK-1では池田幸司とダウンを奪い合う激闘を繰り広げ、KO勝ちとなった。25年2月の石田龍大に判定負けも、レオナ・ペタスの反乱軍RibelLion(リベリオン)に入り、大久保琉唯を猛烈に批判して話題になった。

プロフィール:https://www.k-1.co.jp/fighter/934
X:https://x.com/1998Lyra




会見動画