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静岡大学と共同開発した「人生を楽しむための余暇図鑑」を公開

− 100名の余暇の楽しみ方を掲載、学生のキャリア教育を支援 −

ヤマハ株式会社(以下、当社)は、国立大学法人静岡大学(以下、静岡大学)と、小学校高学年以上を対象としたキャリア教育サイト「人生を楽しむための余暇図鑑」を共同で開発し、4月16日に公開しました。


当社従業員約100名の余暇の楽しみ方を掲載した「人生を楽しむための余暇図鑑」


現在、学校で行われているキャリア教育では「どのような仕事につくか」という仕事面のみが注目されている傾向にあります。しかし、これからの人生100年時代においては、仕事だけでなく「余暇」の充実も求められ「人生を楽しむ」という視点が重要となってきます。
こうした問題意識のもと、2024年7月より当社と静岡大学教育学部の塩田真吾研究室は、余暇に関する共同研究をスタートし、小学校高学年以上を対象としたキャリア教育サイト「人生を楽しむための余暇図鑑」を共同で開発しました。当該サイトでは、約100名の当社従業員が余暇をどのように過ごしているかを掲載。それらを子どもたちが閲覧することで、自分の「余暇の過ごし方」や「人生を楽しむこと」について考えを広げることを目的としています。
また授業用ワークシートと使い方ガイドを用意しており、指導者はワークシートと使い方ガイドを基に準備の手間なくキャリア教育の授業を実施可能です。

「人生を楽しむための余暇図鑑」の個人ページの一部












「人生を楽しむための余暇図鑑」URL

https://yokazukan.jp/
※スマートフォン・タブレット用にレイアウトを最適化しています。
 ぜひスマホやタブレットでQRコードからご覧ください。






「人生を楽しむための余暇図鑑」共同研究にあたってのコメント

静岡大学 教育学部 准教授 塩田 真吾
現在、学校ではさまざまなキャリア教育が行われていますが、その中心は「将来、どのような仕事をするか」というワーク型のキャリア教育です。しかし、そもそもの「キャリア」は仕事だけでなくライフキャリア全体を指す言葉であり、仕事はライフキャリアの一部でしかありません。
私たちの研究グループでは、ワークキャリア教育から、ライフキャリア教育への転換をはかるため、ライフキャリアの中でも「余暇」に着目して研究を進めてきました。人生を楽しむためには、余暇の充実は欠かせません。SNSやゲームだけに時間を使うのではなく、どのように人生を楽しむために余暇を充実させるか、この「余暇図鑑」には、人生の先輩たちのさまざまな余暇の楽しみ方を掲載しています。単に趣味を広げることにとどまらず「人生の楽しみ方」をこの図鑑から発見してもらえれば幸いです。

当社 研究開発統括部 先進技術開発部 副部長 森 隆志
当社では、世界中の人々のこころ豊かなくらしの実現を目指してさまざまな研究開発活動を行っています。私たちは音・音楽・楽器を中心に広範囲に活動していますが、一方でそれ以外の領域を取り扱う機会はそう多くありません。しかし、豊かさの一つの源泉となる時間は当然さまざまな使い道が存在しており、今回当社従業員の余暇を集めてみるという取り組みに非常に興味を引かれました。
今回、余暇図鑑の開発を進める中で、改めてこころ豊かなくらしにおける多様な観点に気づき、余暇の大切さを我々自身が実感する取り組みとなりました。まずは当社従業員の余暇という限られた領域にはなりますが、これからの若い世代だけではなく、読まれた皆様の豊かさの一助となることを期待しています。




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