〈フット ザ コーチャー〉のメダリオンブーツの魅力に迫る!
ベストセラーだからこそ手に入れたい”不滅の永久定番”シューズ 第9回
彼が紡ぎだすコレクションは、1900年代に履かれていたワークシューズなどをアイデアソースとして、現代的エッセンスを交えて表現する。そのひとつひとつは実に興味深く、海外からのオファーも絶えない。その中でも、やはり目を引くのはこのメダリオンシューズに他ならない。技術の土台を英国の地で築き上げた同氏にとって、そのデザインや形はなじみ深いものだっただろう。全体に施された繊細で独創性に富むパーフォレーションは、彼の技術を物語る大きな指針となるディテールだ。
日本人の足を熟知したうえで作り上げる美しいフォルムと、それにより生み出される抜群の履き着心地は同モデルの強みと言えるだろう。
Detail
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写真を拡大 20世紀初頭のドレスシューズをイメージしあしらわれたパーフォレーションは、穴の強弱をつけながら優美に表現。時代を経るごとに実用的な靴へと移行していった中、当時の技術に対するリスペクトの意味も込めているとか。
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写真を拡大 ソールの踵部分には歩きやすさも視野に入れネオプレーン素材を使用したビルトライト社製のソールを取り入れている。
(「Men's JOKER」より)
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