福島県は「全国新酒鑑評会」で金賞受賞数3年連続日本一!
平成26酒造年度の金賞受賞酒は24銘柄
日本屈指の酒処、福島
福島県は昨年、日本酒の「全国新酒鑑評会」で金賞受賞数3年連続日本一を達成した。平成26酒造年度の金賞受賞酒は24銘柄。
県内には、約60の蔵元があるが一つひとつの蔵元のレベルが高い。その秘密は、福島県の風土と若い造り手を輩出するシステムにある。
福島県は、北海道、岩手県に次ぎ全国で3番目に面積が広く、「会津地方」「中通り」「浜通り」の3つの地方に分かれている。地方ごとに異なる気候や風土が、独自の文化や食生活、そして個性豊かな数多くの名酒を産み出しているのだ。
さらに、福島の「酒処」の地位を確固たるものとしたのは、若い造り手たちを輩出するシステムをつくりあげたことにある。
その原点は25年前に遡る。平成3年、県や酒造組合が中心となり、造り手の人材育成の場として「福島県清酒アカデミー職業能力開発校」を開校。これまで200人を超える参加者が蔵の垣根を越え、酒造りの理論を徹底的に学んできた。
開校時には杜氏の高齢化が顕在化していて、その育成が急務だった。受講者は皆、真面目で熱心に学び、中には親子2代で受講した蔵元もあったという。その後、造り手たちの情報交換の場となる「高品質清酒研究会」も発足。造り手たちは酒造りの悩みを語りあい、切磋琢磨し合って、とうとう国内屈指の「酒処」となったのである。若き造り手の「旨い酒を造りたい」という熱い思いと地道な努力が、福島の日本酒の未来を支えている。
平成26酒造年度金賞受賞酒は以下の通り
●金水晶(金水晶酒造店)●廣戸川(松崎酒造店)●笹の川(笹の川酒造)●穏(仁井田本家)●あぶくま(玄葉本店)●東豊国(豊国酒造)●人気一(人気酒造)●奥の松(東日本酒造協業組合)●会津中将(鶴乃江酒造)●名倉山(名倉山酒造)●嘉永蔵大吟醸(末廣酒造嘉永蔵)●夢心(夢心酒造)●弥右衛門(大和川酒造店)●会津吉の川(吉の川酒造店)●会津ほまれ(ほまれ酒造)●國権(国権酒造)●自然郷(大木代吉本店)●稲川(稲川酒造店)●榮四郎(榮川酒造)●玄宰(末廣酒造博士蔵)●萬代芳(白井酒造店)●學十郎(豊國酒造)●飛露喜(廣木酒造本店)●又兵衛(四家酒造店)
福島県の日本酒PR動画を配信中。福島県YouTube公式チャンネルから御覧ください。
https://www.youtube.com/user/PrefFukushima
なお、現在発売中の『一個人』では、福島の金賞受賞酒を10名様にプレゼントしています。『一個人』(2016年2月10日発売3月号)P120をご覧ください。皆様のご応募お待ちしております。