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Q.26 年齢を感じることはありますか?

62歳だけど、まだまだ現役でいたい!

若く見える関根さんだが、御年62歳! すでに還暦を過ぎているとは思えない若さですが、そんな関根さんでも年を感じることはあるのだろうか?

孫が成人するまでは現役でいたい!

  関根さんはすごくお若く見えますが、自分の年齢って考えたことはありますか?

ああ、あんまり意識したことなかったですね。

  若い頃、年取るのが嫌だっていうのもなかったですか?

うーん。なかったですね。そういうことを考えたことはないですね~。

  以前、『コサキン』をやると、毎週中2に戻るってお話しになってましたけど、それ以外のときに、年齢を感じたりとかもないんですか?

要するに、自分の歳を忘れてるから。昔、コサキンのドキュメンタリーみたいな番組で、ぱーっとボクが出た時に、「関根勤(38)」って書いてあるのをテレビで見て「俺、38歳だったんだ」って、確認しちゃった感じ。

  40歳になった時とか自分が中年になったっていう意識もありませんでしたか?

そうですね、まったくなかった。何も変わってないからね。だから、「ベテラン」って言われた時に「やめてよ」と思っちゃいますもん。自分では、やっと若手から抜けて中堅に入ってきたところぐらいに思ってるんだから(笑)。それを言うと「いやいや、ベテランじゃないですか」とか言われちゃうんですよ。最近は、もう60歳過ぎたから、「ベテラン」っていうのを仕方なく受け入れてますけど、ちょっと前まで中堅に入った感じでしたよ。だから、そういうのって、自分で決めちゃえばいいんですよね。年齢とともに、無駄に老け込む必要はないんですよ。

  なるほど。

年齢よりも、獲得したキャリアだとか、そういうものを、年を取ったって思うよりも「オレはここまで来た」って思った方がいいと思う。修行してきた、と。若い者にはない、蓄積があるって思った方がいいんじゃないですかね。熟成してきたんだって思った方がいい。

  世間的には、30代の人が35になってアラフォーって呼ばれるのはすごく嫌だと思うんですよ。そういう意識は全くなかったんですね。

 

なかったですね。なんかもう必死だったから。29歳の時に結婚して、『欽どこ~』に出て、とにかく「笑いをとらないと!」「萩本さんに恥かかせられない!」ってやってたからね。浅井企画の社長にも恥をかかせられないですからね。もう毎週必死でやってて。コサキンも、なんか、うわーっ!ってやって、35歳になって『カンコンキン』を始めて、なんかもうワケが分からなかったですよ。必死でやってたんで、年取ったとかって考える暇なかったですね。

  今、関根さんの年齢を聞くとびっくりするんですよね。芸能人の人って若い人多いんですけど、ラビット関根の頃と、雰囲気がほとんど変わらないですよね。

そうですね、あんまり変わらないですね。

  とはいえ、年齢的には“引き際”みたいなものも考えるのでは?

芸能生活も充分やりきった感はありますよ。舞台も30回だし、映画もやったしね。昔ね、自分で勝手に、人生を山として想像しました。21歳でデビューして、30年かけてゆっくり上り、51歳でピークを迎え、今度は平行線のまま61歳までいく。その後、61歳から30年かけてゆっくり下っていく。そして、91歳のゴールデンウィーク明けに死ぬ(笑)。

  人生プランですか?

プランがあったんですよ。なんでゴールデンウィーク明けかっていうと、後輩が訪ねてきてくれた時に、冬は寒いじゃないですか。夏は暑いでしょ。梅雨時はじめじめしてて嫌でしょ。香典はいらない、一切受け取らないって言い残しておくんです。そうすれば、ゴールデンウィークでお金使っちゃってるから、みんなが「助かった」って言ってくれるんです(笑)。

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関根 勤

せきね つとむ

1953年8月21日生まれ、東京都出身。TBS「ぎんざNOW」の素人コメディアン道場で初代チャンピオンとなり1974年12月に芸能界入り。テレビで見ない日がないというほどの人気コメディアン。バラエティ番組を中心に、テレビ・ラジオ、CM、舞台など幅広く芸能活動を行っている。 芸能界屈指の格闘技マニアとして知られ、「K-1公式サポーター」も務めている。



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