リターンライダーに安定感の高いバイクが人気! スポーティな三輪スクーター・ヤマハ「トリシティ125」
リターンライダーやバイク初心者の若者に人気の「トリシティ125」。新しいバイクの選択肢をもたらす、スタイリッシュな3輪スクーターに迫る。
「また昔みたいにバイクに乗ってみたいけど、ケガが心配……」「もう、運転に自信がない……」などの悩みを持つリターンライダーに人気沸騰中なのが、ヤマハ「トリシティ125」。
「トリシティ125」は前2輪の3輪バイクで、新開発「LMWテクノロジー」の特徴である「パラレログラムリンク」と「片持ちテレスコピックサスペンション」を採用。
その技術により、フロントの片輪が滑っても、もう片輪がフォローしてくれ、前輪のスリップによる転倒リスクが低減され、またフロントタイヤがロックしにくいため、直進時の急停止でもフロントロックによる転倒リスクも低減。さらに、前2輪のため、急な横風でもふらつきが少なく安定した走行が楽しめる。
トリシティ開発のプロジェクトリーダー・高野和久さんが「バイクに乗りたいと言っていた私の奥さんが気に入るようなバイクをつくろうと、様々な話を聞いて開発に活かしました」と話すように、その容姿は、三輪自動車のイメージを覆すスポーティでスタイリッシュな仕上がりで、中高年のリターンライダーだけでなく、若者にも人気となっている。
昨年の東京モーターショーで、LMWテクノロジーを導入したスポーツモビリティの「MWT-9(試作車)」を参考出品したほか、今年9月には、走りと燃費性能を両立する155ccの「BLUE CORE」エンジンや、新設計フレームなどを採用した「トリシティ155」を欧州市場で先行発売し、日本やアジアなどでも順次販売される予定。また、この新型は、高速道路の走行可能で、さらにライダーの選択肢が広がることとなる。
リターンライダーだけでなく、人気TV番組の「バイク芸人」や累計100万部のベストセラー漫画『ばくおん!!』などによる、若者にも人気の戻りつつあるバイク市場。「トリシティ」シリーズのさらなる展開により、バイク市場は再加熱していきそうだ。