水道橋博士「一番子供っぽい“54歳児”」親子でボケ・ツッコミの日々
Q16.家庭ではどんな“パパ”なんですか?
■「パパ、“ヨクスベール”飲んでんじゃない?」
家庭では3児のパパだけど、一番子供っぽい54歳児ですね。家ではほぼ真面目なことは言わないですね。四六時中、まぁフザケていますね。
こないだPOISON GIRL BAND(吉本興業所属のお笑いコンビ)の単独を見るのに、新宿のルミネにはじめて行ったんですよ。で、よしもとグッズを土産に沢山買ったんですね。そこでバッファロー吾郎A先生の“オモシロクナール”(薬の外観をした瓶入りラムネ)というのがあって。
もうそれが嬉しくなっちゃって、子供としゃべるときに、いちいち「“オモシロクナール”飲まなきゃ」とか言って。そうすると子供は「パパ、ひょっとしていま“ヨクスベール”(“オモシロクナール”の類似商品)飲んでんじゃない? 大丈夫?」って(笑)。そういう会話を延々と一日中やっていますから。
ちなみに、説明するのも野暮だけど、もともと、そのグッズが古いネタなんですよ。でも基本、そういう旬を外したベタなことを言って楽しんでますね。基本、「売れていない」お笑いの人って役どころなんです(笑)。
こないだ、小2の末っ子が「パパ、浅草キッドとビートたけしさん以外で誰の漫才が好き?」って聞くから、「う~ん。いまだったら千鳥(関西を拠点にする漫才コンビ)かなあ」って答えたんです。そしたら「パパ~、クセがつよぃー!」って返してきてね。「君、イイ返しするなー」って褒めてみたり。まーその程度のもんですよ。
教育的なことで言うと、子供たちに口酸っぱく言っているのは「挨拶は身を守る鎧」だと。これは百瀬(博教)さんのフレーズで子どもたちに何回も復唱させてます。「あいさつは~~?」「みをまもるよろいです!!」って。最近若い人たちでも挨拶ができない人が多いけど、それをしないで要らない誤解を招いたり、心証を害してしまったら、もったいないですよね。