世界から賞賛され歓迎される日本人観光客
個人よりも和を重んじる国民性は海外でもブレず
日本の美点を振り返ろう!!そんなコンセプトで世界から絶賛されている、知っている様で知らない、日本の食・技術・カルチャー・経済・制度を紹介する『世界が絶賛する日本 われわれが知らない進化する真価』(Japan's best編集部:編)絶賛発売中。今回は本書の中でも世界を変える、影響を与える日本の制度・文化などを紹介します。
ベストツーリスト第1位は日本人!?
日本人の公共性や協調性の高さは、訪日外国人たちに感心されています。
しかし、それは国内に留まらず、海外でもいかんなく発揮されており、とても高い評価を受けているのです。
以前、世界最大級の旅行サイトであるエクスペディアが、ヨーロッパの1万5000以上のホテルを対象に「ベストツーリスト」のアンケートを行ったところ、2位のアメリカを大きく引き離して、日本が見事1位に輝いているほどです。
日本人観光客の何が評価されたのかというと、マナーのよさ、礼儀正しさ、そして不平不満をいわないところ、だそうです。
また、部屋をきれいに使う、という点も高評価を得ています。
これらは、日本人の国民性ともいえる、個人よりも和を重んじる心が根づいているからにほかなりません。
「個性がない」「自分の意見をいえない国民性」と揶揄(やゆ)されることもありますが、世界の多くの人々からは好意的に見られているわけですから、変える必要はないでしょう。
この高評価は、パスポートの強さという部分にも表れています。
ビザなしで行ける国の多さで順位づけされるランキングの2015年版ではアジア1位の座を韓国と分け合い、総合では3位タイの172カ国。
今、世界で観光客の奪い合いが起こっている中国が45カ国で83というのを見ると、日本の順位がいかにすごいかがわかります。
さらに、入国審査では他国に比べてかなりスムーズ、かつ親切な対応を受けられるのは、日本が経済大国だということ以外に、とてもマナーがいいと歓迎される立場にあるからなのです。