ダムに沈んだ川原湯温泉、
高台で再び歴史を重ねる~その2~
客室8室のこぢんまりとした宿で、5つの湯舟が楽しめます。
古くから草津温泉の仕上げ湯として愛されてきた川原湯温泉。
ダム建設のため移転オープンをしても、
温泉はこれまでと同じ場所からを引いています。
泉質は硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で、
とても滑らかな肌心地。
アトピーにも評判の美肌の湯として親しまれています。
客室8室のこぢんまりとした宿ながら、浴場は3ヶ所あり、
滞在中に岩造りや木造りの内湯、石造りの露天風呂など、
5つの湯舟を楽しむことができます。
露天風呂から眺める夜空の星や月、
朝焼けに染まる山肌の眺めは本当に素晴らしいです。
こういった風景は泊まらなければ出会えないもの。
温泉風呂付き客室もありますので、
是非連泊してゆっくり過ごしてください。
個室の食事処で味わう夕食は、
上州牛の石焼きや地元の清流で育った岩魚の塩焼き、
マスのお造りなどが登場する月替わりの会席料理です。
朝食に登場する「栗御幸飯(くりおこわ)」は、
別名「旅立ちおこわ」と呼ばれる、川原湯温泉の名物料理です。
これは400年の歴史を持つ「ゆかけ祭り」から生まれたもので、
旅人の安全と温泉への感謝の気持ちが込められています。
温泉もまつりも、守る人と楽しみに訪れる人で続いていく。
そんなことを思いながら取材をさせていただきました。
女将さんとご主人が時々、手紙をくださるんです。
とても嬉しいです。温泉地の新たな取り組みが楽しみです。
こちらの一個人ブログ、
気がづけば一番の古株になってしまいました。
6年目に入りました。今年はたくさん更新していきますので、
「のかたあきこの感動の温泉宿&町ブログ」を
これからもどうぞ宜しくお願いします。