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イェール、東大、国立医学部! 超名門校の合格を勝ちとった家庭のすごい「家族旅行」

受験もその先も。一生使える力になる、「究極の育て方」⑪

長男がイェール、東大W合格、次男も難関国立大学医学部合格と、わが子をそうそうたる名門校合格に導いた母・小成富貴子さんの教育法。「わが子を真の国際人に育てる」という信念のもと、まず大切にしたのは「日本を知る」こと。そしてそのために行った家族旅行は……。初の著書『究極の育て方』より紹介します。

家族旅行は47都道府県制覇を目標に!

 

 まず、日本の歴史を知る。そこで家族旅行は全都道府県を訪れることを目指して、日本の史跡めぐりをしました。結局コンプリートまであと3県残したところで止まってしまいましたが、これが非常に楽しく、子どもたちにとっても勉強になったようです。

 そもそも「全ての都道府県に行ってみよう」という企画は電車好きの長男の「寝台列車の『サンライズ瀬戸』に乗ってみたい!」という希望がスタートでした。小学2年生のときのことです。東京から四国方面へ向かう寝台列車に乗り、四国では電車で四県を回ることにしました。

 四国には旧国名が残る駅がたくさんあります。例えば愛媛県には伊予〇〇駅、高知県には土佐〇〇駅、香川県には讃岐〇〇駅、徳島県には阿波〇〇駅といった具合です。

 同じ名前が何度も出てくることを不思議に思った長男に理由を聞かれ、歴史の勉強に発展したこともありました。

 山形を訪れると決めたときも、事前調査で、有名な出羽三山に国宝の五重塔があるということがわかりました。「せっかく行くのだから、国宝も見てみたいね」という話になり、電車や史跡だけでなく国宝や重要文化財めぐりも、旅行の目的に追加されることになりました。

 そのため、旅行前には電車のルートだけでなく、どんな国宝がどこにあるかを調べ、その歴史的背景も予備知識として学んでおくようになりました。

 このような旅行をしていると、県の場所、県庁所在地なども自然と頭に入るものです。実際に見ることでずっと深く子どもの頭と心に残り、知識として蓄積されていきます。

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小成 富貴子

こなり ふきこ

上智大学卒業。在学時スペインに1年間留学。クリニック経営やスペイン文化発信など複数の仕事を掛け持つ「働く母」。長男をイェール+東大という日米の最難関大学、次男を難関国立大学医学部に送り込む。他長男は、高校2年生時に世界ディベート大会に出場、高校3年生時に参加した模擬国連世界大会で日本人初の優秀賞を受賞するなど国際大会でも活躍。その2人の息子を育てた独特の教育法は「AERA」「バイキング」でも紹介され話題に。「どこに出しても恥ずかしくない子どもを育てる」「わが子を真の国際人に」という信念のもと、教育の専門家ではない著者がオリジナルな視点で考え、子育てに実践してきた。


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  • 2017.03.18