夢見過ぎ? さとり世代の初任給希望額を発表!
【さとり・ゆとり・ロスジェネ・バブル】学生時代の経済事情を4世代で比較!③
今や社会人として、中堅どころに差し掛かってきている「ロスジェネ世代」。上司世代(バブル)と部下世代(ゆとり)に挟まれてどちらともジェネレーションギャップ感じているけれど、その違和感は「学生時代の経済事情」が大きく影響している?現役大学生である「さとり世代」を含む、「4世代論」で徹底比較!第3回は「初任給」編。すでに社会人な3世代のランキングの後、現役大学生の「さとり世代」の希望額を発表。その落差にいろんな意味でびっくり!?
第1回「学生時代の貯金額ランキング」はこちらから
第2回「学生時代の仕送り額ランキング」はこちらから
1位
バブル世代
平均 22.3万円
ハイ、順当に今回もバブル世代がトップですね。その意見を聞いてみると「懐かしいなぁ、初任給。僕は銀行員で、手取り22万円くらいでした(50歳・会社員)」「初年度からボーナスで50万もらえたのはうれしかった!(47歳・会社役員)」…ロスジェネ以降の世代にとっては夢のような話!
2位
ロスジェネ世代
平均 15.0万円
第3回にしてようやく最下位脱出。とはいえ逆を言えば、入社時から横ばい&右肩下がりな世代とも言えて…。「手取りにすると、15万円くらいだったかな(38歳・会社員)」「入社した会社で財形とか入れるものにはすべて入っていたんで、額面からかなり引かれて渡されてたような(40歳・無職)」
3位
ゆとり世代
平均 10.9万円
まさかの低水準に落ち込んだゆとり世代。からくりとしては調査対象に正社員が少ない世代であるということ。「初任給って言っても今とあまり変わらないのが悩みのタネ(30歳・出版社)」「てか、手取り10万円切ってるんですけど、僕の会社、まさかブラック!? (29歳・WEBデザイナー)」
そして、現役大学生「さとり世代」の初任給希望額は?
さとり世代
希望額平均 26.1万円
ウン、現実を見ようね、としか言えない。
大学生の新卒給料は年200〜230万円であり、手取り額は15万円程度にしか ならない(むろん高い会社もある)。この現実を受け止めて堅実に生きるしか残る道はない。一方で、では30代でいくら欲しいか聞いてみると、「年数×万円くらいはせめてもらいたい」「月収50万くらいは欲しい」と、さらに高望みをする輩が続出。年功序列で賃金が上がっていく世の中ではないため、転職時期やキャリアプランをきちんと考えることも大事と教えたい。
まだまだ社会人としての現実には夢見がちな現役大学生。
いやいや、俺らの時代もそんなもんだったよ、と先輩のボヤキ。
思わぬところで、4世代のジェネレーションギャップが埋まったようで。