「個性なんて迷惑だ」と言った立川談志は筋が通っている
大事なことはすべて 立川談志に教わった第5回
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なかなか含蓄の深いお話でしたね。日本の武術や芸事には『守破離』という考え方があります。「守」は、師匠の言いつけや流派の型を忠実に“守り”身に付ける期間。「破」は師匠の教えや型、理念や技術を覚え身に付けた上で、型を「破り」自分自身に合ったものにしていくこと。そして「離」は、主流の型や技から新たな流れを創造し、「離れて」いくことです。
立川談志師匠は言葉で言うのではなく、弟子たちへの無茶ぶりで、守破離を肌で感じ取ってもらいたかったのかもしれません。この思考方法や理念は、一般社会や会社でも十分使えそうですね。ぜひとも、ご自分の生き方や仕事に当てはめて考えてみてはどうでしょうか。