倉敷美観地区にて料理宿「撚る屋(よるや)」を開業
倉敷や岡山の魅力を飲食・宿泊体験で表現する伝統的建造物を再生した宿を開業しました
築110年以上の伝統的建造物を改修した「撚る屋」外観
株式会社Kiraku(本社:京都市東山区、代表取締役:サンドバーグ 弘 ウィリアム、以下「Kiraku」)は、岡山県の倉敷美観地区にて、飲食・宿泊体験を通じ、地域の食文化や倉敷の文化・歴史に触れることができる料理宿、「撚る屋」を開業したことを発表しました。Kirakuは、日本における地域資源を活用した企画と事業創造を手がけており、本件では事業企画・プロジェクトマネジメント・アセットマネジメントを担っています。また、運営会社は一棟貸しの料理宿「福田屋」(滋賀県高島市)や、「Azumi Setoda」(広島県尾道市)で宿を展開する株式会社Naru Developments(以下「Naru Developments」)が務めます。
◼︎ プロジェクト企画背景と概要
倉敷市には年間約461万人もの観光客が訪れ(注1)、特に日本の文化景観を楽しむことができる倉敷美観地区は国内外から多くの観光客を引き寄せています。一方で、美観地区周辺の宿泊施設数は限られており、観光客の多くは日帰り客である中、滞在を通じて倉敷美観地区の魅力をより深く体験できる場が期待されています。(注1:倉敷市文化産業局文化観光部観光課「令和5年 倉敷市観光統計書」)
撚る屋が譲り受けた倉敷美観地区内の伝統的建造物は、明治期に栄えた呉服屋の別邸として110年以上前に建てられ、その後30年以上地域に愛されていた旅館として運営されていましたが、近年は未活用となっていました。そこで、倉敷美観地区にある貴重な地域資源を活用し、地域価値のさらなる向上への寄与を目指し、投資家として地域創生ソリューション株式会社が無限責任組合員とする「ALL-JAPAN 観光立国ファンド」と協働し、Kirakuの手がける「Nazuna 京都 椿通」(京都府京都市)に続く当ファンドと組む二つ目の宿泊施設のプロジェクトとして本件が始動しました。
宿泊施設の特徴として食体験を中心に据えたいと考え、これまで滋賀県にて湖水料理を楽しめる一棟貸し料理宿「福田屋」や、瀬戸内エリアの食材を活かした料理を提供する旅館「Azumi Setoda」などを手がけ、その土地の生産者や食材への理解を深めてきたNaru Developmentsを運営パートナーに迎えることに。
また、伝統的建造物を最大限活かしつつ、快適な滞在空間に再生することを目的に「現代における日本の文化創造」というコンセプトのもと、建築、インテリア、プロダクト、グラフィック等多岐に渡るデザイン活動を行う株式会社SIMPLICITY(以下「SIMPLICITY」)を空間デザインディレクションと内装設計に迎えることで、国内のお客さまはもちろんのこと、グローバルのお客さまにも選ばれる日本を基としたデザイン性の高い場を創出しました。
鳥瞰図
◼︎ 「撚る屋」について
倉敷美観地区に新たに開業した宿泊施設、撚る屋は、飲食・宿泊体験を通じて倉敷の魅力を感じていただける場です。築110年以上の伝統的建造物の改修・増築し、客室13室、ダイニングと、地域に開かれたワインバーを併設した料理宿として生まれ変わりました。
デザインコンセプトには、かつて家族や人々が集った『⽕の座(かのざ)』をテーマに、土地や人々との繋がりを深める空間を創造しています。また、既存建物の柱や梁を可能な限り活かしつつ、新築棟との調和を図り、美観地区特有の路地『ひやさい』を再現するなど、伝統と現代の融合が随所に感じられます。施設の設計・デザインは、SIMPLICITYが空間デザインディレクションと内装設計を担当し、伝統建築の改修設計を得意とする今井健雄建築設計事務所が建築設計を手がけました。
改修前・改修後のダイニングエリア
◼︎ 「撚る屋」のダイニング
撚る屋のダイニングでは、春夏秋冬という四季の枠を超え、日本の繊細な季節のうつろいを肌で感じとりながら、その瞬間の最適な食材や調理方法を用いて、この土地ならではの日本料理を提供します。江戸時代に干拓によって生まれ、水運を活かした物流の拠点として栄えた倉敷の歴史を背景に、その日に水揚げされた新鮮な瀬戸内の魚介、岡山の土壌が育む野菜や和牛、近郊で育つ地の幸など、多種多様な食材を取り入れています。訪れる方々がこの土地の豊かさや文化を深く感じ、旅先での出会いを楽しむ場を目指しています。
16席を設けるダイニング
◼︎客室
「スイート」(計1室)
伝統的建造物を改修し増築した建物に位置し、既存建物から残されたスイート専用の東門を通ってお入りいただけます。広々としたリビングと開放感のある高い天井が特徴の一つです。また、専用庭を望む半露天風呂が備えられ、ゆったりとしたくつろぎの時間をお過ごしいただけます。
スイート
「ジュニアスイート」(計2室)
同じく伝統的建造物を改修し増築した建物に位置するジュニアスイートでは、一体となるベッドルームとリビングは専用庭に面しており、高い天井には、改修前の建物の梁がそのまま残されています。離れには浴室と半露天風呂が備えられ、お風呂からも専用庭をお楽しみいただけるお部屋です。
ジュニアスイート
「メゾネット 漆喰」(計4室)と「メゾネット 煉瓦」(計3室)
新築棟に位置する客室で、それぞれ漆喰や煉瓦を用いたデザインが特徴です。1階には洗面エリアと半露天風呂、2階にはリビングと寝室を配置。両階から専用の坪庭をお楽しみいただける造りです。
「スタンダード」(計3室)
母屋棟の2階に位置する客室で、伝統的建造物に指定された建物を改修しました。既存の木材を再利用し、存在感のある梁を残すことで、ここで紡がれた歴史の趣を感じていただけます。
◼︎ 地域に開かれたワインバー
宿泊者以外でもお楽しみいただけるワインバー「Bar YORUYA」では、近年ワインの名産地として注目を集めている岡山のワインをはじめ、国内外で作られたナチュラルワインからクラシックワインまで、幅広いジャンルのワインをセレクトしております。さらに、ワインとともにお楽しみいただけるお料理は、宿のダイニングと同様に地元の旬の食材を使用し、日本料理の技法を基盤にしつつ、ワインとの相性を追求した一皿を提供します。
幅広いジャンルのワインを楽しめる「Bar YORUYA」
◼︎ 施設概要
【名称】 撚る屋 YORUYA
【住所】 〒710-0053 岡山県倉敷市東町2-7
【客室数】 13
【客室タイプ】 スイート(76平方メートル ・1部屋)
ジュニアスイート(60平方メートル ~70平方メートル ・2部屋)
メゾネット 漆喰(52平方メートル ・4部屋)
メゾネット 煉瓦(48平方メートル ・3部屋)
スタンダード(30平方メートル ・3部屋)
【開業日】 2024年11月14日(木)
【Web】 https://yoruya-kurashiki.com/
【予約サイト】 https://go-yoruya-kurashiki.reservation.jp/
【Instagram】 撚る屋 https://www.instagram.com/yoruya_kurashiki/
Bar YORUYA https://www.instagram.com/baryoruya_kurashiki/
【事業企画・プロジェクトマネジメント・アセットマネジメント】株式会社Kiraku
【運営】株式会社Naru Developments
【空間デザインディレクション・内装設計】株式会社SIMPLICITY
【建築設計】今井健雄建築設計事務所
【施工】美保テクノス株式会社・株式会社なんば建築工房・株式会社乃村工藝社
◼︎ 株式会社Kirakuについて
Kirakuは、ファイナンスおよびクリエーティブの各分野で経験を積んだスペシャリストチームです。日本における地域特有の自然や文化資源など、過小評価されている資産に対し、「価値創造(value creation)」と「持続可能性 (sustainability)」を軸に、革新的かつ持続可能なソリューションを提供しています。案件ごとに特有の諸条件を見極め、その活用方法を計画することにより、投資家をはじめとするさまざまなステークホルダーや地域社会のために長期的な価値を創造しています。詳しくは、https://kiraku.io をご覧ください。
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築110年以上の伝統的建造物を改修した「撚る屋」外観
株式会社Kiraku(本社:京都市東山区、代表取締役:サンドバーグ 弘 ウィリアム、以下「Kiraku」)は、岡山県の倉敷美観地区にて、飲食・宿泊体験を通じ、地域の食文化や倉敷の文化・歴史に触れることができる料理宿、「撚る屋」を開業したことを発表しました。Kirakuは、日本における地域資源を活用した企画と事業創造を手がけており、本件では事業企画・プロジェクトマネジメント・アセットマネジメントを担っています。また、運営会社は一棟貸しの料理宿「福田屋」(滋賀県高島市)や、「Azumi Setoda」(広島県尾道市)で宿を展開する株式会社Naru Developments(以下「Naru Developments」)が務めます。
◼︎ プロジェクト企画背景と概要
倉敷市には年間約461万人もの観光客が訪れ(注1)、特に日本の文化景観を楽しむことができる倉敷美観地区は国内外から多くの観光客を引き寄せています。一方で、美観地区周辺の宿泊施設数は限られており、観光客の多くは日帰り客である中、滞在を通じて倉敷美観地区の魅力をより深く体験できる場が期待されています。(注1:倉敷市文化産業局文化観光部観光課「令和5年 倉敷市観光統計書」)
撚る屋が譲り受けた倉敷美観地区内の伝統的建造物は、明治期に栄えた呉服屋の別邸として110年以上前に建てられ、その後30年以上地域に愛されていた旅館として運営されていましたが、近年は未活用となっていました。そこで、倉敷美観地区にある貴重な地域資源を活用し、地域価値のさらなる向上への寄与を目指し、投資家として地域創生ソリューション株式会社が無限責任組合員とする「ALL-JAPAN 観光立国ファンド」と協働し、Kirakuの手がける「Nazuna 京都 椿通」(京都府京都市)に続く当ファンドと組む二つ目の宿泊施設のプロジェクトとして本件が始動しました。
宿泊施設の特徴として食体験を中心に据えたいと考え、これまで滋賀県にて湖水料理を楽しめる一棟貸し料理宿「福田屋」や、瀬戸内エリアの食材を活かした料理を提供する旅館「Azumi Setoda」などを手がけ、その土地の生産者や食材への理解を深めてきたNaru Developmentsを運営パートナーに迎えることに。
また、伝統的建造物を最大限活かしつつ、快適な滞在空間に再生することを目的に「現代における日本の文化創造」というコンセプトのもと、建築、インテリア、プロダクト、グラフィック等多岐に渡るデザイン活動を行う株式会社SIMPLICITY(以下「SIMPLICITY」)を空間デザインディレクションと内装設計に迎えることで、国内のお客さまはもちろんのこと、グローバルのお客さまにも選ばれる日本を基としたデザイン性の高い場を創出しました。
鳥瞰図
◼︎ 「撚る屋」について
倉敷美観地区に新たに開業した宿泊施設、撚る屋は、飲食・宿泊体験を通じて倉敷の魅力を感じていただける場です。築110年以上の伝統的建造物の改修・増築し、客室13室、ダイニングと、地域に開かれたワインバーを併設した料理宿として生まれ変わりました。
デザインコンセプトには、かつて家族や人々が集った『⽕の座(かのざ)』をテーマに、土地や人々との繋がりを深める空間を創造しています。また、既存建物の柱や梁を可能な限り活かしつつ、新築棟との調和を図り、美観地区特有の路地『ひやさい』を再現するなど、伝統と現代の融合が随所に感じられます。施設の設計・デザインは、SIMPLICITYが空間デザインディレクションと内装設計を担当し、伝統建築の改修設計を得意とする今井健雄建築設計事務所が建築設計を手がけました。
改修前・改修後のダイニングエリア
◼︎ 「撚る屋」のダイニング
撚る屋のダイニングでは、春夏秋冬という四季の枠を超え、日本の繊細な季節のうつろいを肌で感じとりながら、その瞬間の最適な食材や調理方法を用いて、この土地ならではの日本料理を提供します。江戸時代に干拓によって生まれ、水運を活かした物流の拠点として栄えた倉敷の歴史を背景に、その日に水揚げされた新鮮な瀬戸内の魚介、岡山の土壌が育む野菜や和牛、近郊で育つ地の幸など、多種多様な食材を取り入れています。訪れる方々がこの土地の豊かさや文化を深く感じ、旅先での出会いを楽しむ場を目指しています。
16席を設けるダイニング
◼︎客室
「スイート」(計1室)
伝統的建造物を改修し増築した建物に位置し、既存建物から残されたスイート専用の東門を通ってお入りいただけます。広々としたリビングと開放感のある高い天井が特徴の一つです。また、専用庭を望む半露天風呂が備えられ、ゆったりとしたくつろぎの時間をお過ごしいただけます。
スイート
「ジュニアスイート」(計2室)
同じく伝統的建造物を改修し増築した建物に位置するジュニアスイートでは、一体となるベッドルームとリビングは専用庭に面しており、高い天井には、改修前の建物の梁がそのまま残されています。離れには浴室と半露天風呂が備えられ、お風呂からも専用庭をお楽しみいただけるお部屋です。
ジュニアスイート
「メゾネット 漆喰」(計4室)と「メゾネット 煉瓦」(計3室)
新築棟に位置する客室で、それぞれ漆喰や煉瓦を用いたデザインが特徴です。1階には洗面エリアと半露天風呂、2階にはリビングと寝室を配置。両階から専用の坪庭をお楽しみいただける造りです。
「スタンダード」(計3室)
母屋棟の2階に位置する客室で、伝統的建造物に指定された建物を改修しました。既存の木材を再利用し、存在感のある梁を残すことで、ここで紡がれた歴史の趣を感じていただけます。
◼︎ 地域に開かれたワインバー
宿泊者以外でもお楽しみいただけるワインバー「Bar YORUYA」では、近年ワインの名産地として注目を集めている岡山のワインをはじめ、国内外で作られたナチュラルワインからクラシックワインまで、幅広いジャンルのワインをセレクトしております。さらに、ワインとともにお楽しみいただけるお料理は、宿のダイニングと同様に地元の旬の食材を使用し、日本料理の技法を基盤にしつつ、ワインとの相性を追求した一皿を提供します。
幅広いジャンルのワインを楽しめる「Bar YORUYA」
◼︎ 施設概要
【名称】 撚る屋 YORUYA
【住所】 〒710-0053 岡山県倉敷市東町2-7
【客室数】 13
【客室タイプ】 スイート(76平方メートル ・1部屋)
ジュニアスイート(60平方メートル ~70平方メートル ・2部屋)
メゾネット 漆喰(52平方メートル ・4部屋)
メゾネット 煉瓦(48平方メートル ・3部屋)
スタンダード(30平方メートル ・3部屋)
【開業日】 2024年11月14日(木)
【Web】 https://yoruya-kurashiki.com/
【予約サイト】 https://go-yoruya-kurashiki.reservation.jp/
【Instagram】 撚る屋 https://www.instagram.com/yoruya_kurashiki/
Bar YORUYA https://www.instagram.com/baryoruya_kurashiki/
【事業企画・プロジェクトマネジメント・アセットマネジメント】株式会社Kiraku
【運営】株式会社Naru Developments
【空間デザインディレクション・内装設計】株式会社SIMPLICITY
【建築設計】今井健雄建築設計事務所
【施工】美保テクノス株式会社・株式会社なんば建築工房・株式会社乃村工藝社
◼︎ 株式会社Kirakuについて
Kirakuは、ファイナンスおよびクリエーティブの各分野で経験を積んだスペシャリストチームです。日本における地域特有の自然や文化資源など、過小評価されている資産に対し、「価値創造(value creation)」と「持続可能性 (sustainability)」を軸に、革新的かつ持続可能なソリューションを提供しています。案件ごとに特有の諸条件を見極め、その活用方法を計画することにより、投資家をはじめとするさまざまなステークホルダーや地域社会のために長期的な価値を創造しています。詳しくは、https://kiraku.io をご覧ください。
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