川崎フロンターレ・大島僚太「今までは憲剛さんに頼っている部分もありましたが……」得点につながるパスを目指す |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

川崎フロンターレ・大島僚太「今までは憲剛さんに頼っている部分もありましたが……」得点につながるパスを目指す

大島僚太さん4月毎日更新 Q21.今後伸ばしていきたいスキルはありますか?

川崎フロンターレのボランチとして活躍する大島僚太選手。今後伸ばしていきたい技術、能力についてお聞きした。

――これから伸ばさなければいけないと感じているところを一つあげるとしたら?

 ボランチとしては、攻撃面でいえば、やっぱり前の選手に対してのパスですね。前の質問でも言いましたが、やはりパスの出し手として、今後はより受け手の動き出しを見逃さないようにしないといけないと思っています。背後へのボールに関しては特に、出せるように改善するべきポイントだと考えています。

――フロンターレに限って言うと今、背後を狙う動きに関しては、中村憲剛選手が大きく担っている印象で、大島選手ときれいに役割分担されている気がしていたのですが、今後は二人で小林悠選手らの背後に出していくこともある、ということでしょうか?

 

 そうですね、今までは憲剛さんに頼っている部分もありましたが、僕が両方のプレーをすることができれば、憲剛さんは違うプレーにも集中できるのかなと。
 やはり縦に急ぐ時と急がない時とで、二人で完全に役割分担してしまうより、僕一人でその両方の舵取りができれば、憲剛さんの負担も減りますし、より面白いゲームになると思います。

――そうした試みの中で、個人のスキルが上がっていくということもあると思うのですが、たとえばイニエスタのように長短のパスが上手くできて、かつシュートも上手く、得点能力もある“ボランチ像”を思い描かれている部分はあるのでしょうか?

 ボールを持っている時は、自分のパスで相手を一気にひっくり返すというか、一気に得点チャンスになるようなプレーをすることがベストだと思っています。
 サッカーをしているといつも、「ボールを取りに来る敵をかわしたい」という欲が出てしまうことが、正直あるんです。その部分に楽しさを感じてしまうんですけど、今後はもっと得点に絡むことを考えて、点を取るためのパスを出していきたいと思っています。

KEYWORDS:

オススメ記事

大島 僚太

おおしま りょうた

1993年1月23日生まれ。静岡県出身。Jリーグ・川崎フロンターレに所属するMF。



静岡学園に在籍した高校3年時(2010年)に全日本ユース選手権で青森山田高等学校や名古屋グランパスU-18、横浜F・マリノスユースを下しベスト4に導くなど頭角を現す。その年の11月に川崎フロンターレ入りが決まると、デビューシーズンからスタメンに起用されるなど活躍。2016年5月には日本代表に初選出され、9月には初出場を果たす。またリオデジャネイロオリンピックの日本代表にも選出されている。昨シーズンから川崎フロンターレの背番号「10」として攻守にわたって中心選手として活躍する。


この著者の記事一覧