今ある服で腕まわりを細く見せる、目からうろこな方法
今日から使える夏の「着やせ」テクニック 第2回
今回のテーマは「腕まわりがスリムに見える着こなし」。実は、とっても簡単な方法で腕を細く見せることができるんです。
■腕まわりがスリムに見えれば、全体的にスリムに見える
レディー・ガガは、小柄でポッチャリした印象を変えるために、二の腕を細くするトレーニングから始めたそうです。何が言いたいかというと、腕の存在感はそれくらい大きいということ。袖のバランスを意識するだけで着こなし全体のイメージを変えることもできるのです。
もっともアレンジしやすいのは長袖のシャツ。そのまま素直に着用しても間違いではありませんが、“着やせ”という観点から見るともったいない着こなしです。ビジネスシーンならともかく、プライベートではもっさりとした印象を与えてしまいますし、堅苦しいイメージにもつながりかねません。また、袖をまくり上げ過ぎても着やせにはつながりませんし、野暮ったい雰囲気に仕上がります。
アレンジが難しいと思いがちな半袖のTシャツでも、腕まわりを細くみせることは可能。ということで、着やせ術の実例を2パターン紹介します。
■着こなしその1:手首だけを見せて、腕全体が細いかのように錯覚させる!
長袖のシャツを着る際に腕をほっそりと見せるなら、手首が見えるくらいに袖をまくるのが正解。その効果は、錯視の「知覚的補完」で説明ができます。人間の知覚システムは見えない部分を自動的に補完するようにできているので、体の細い部分を見せると隠れている部分も同じような細さだと判断します。つまり、腕のいちばん細い部分である手首まわりだけを見せるように袖をまくると、腕全体も細いと錯覚するのです。
袖をまくる際は、こなれた印象を演出するために少しざっくりとラフに折り返すのがポイント。折り返しの部分を細めすることで「エコー錯視」の効果が働き、手首が同調していっそうほっそり見えるとも考えられますので、試してみてください。
■着こなしその2:肩掛け
半袖のTシャツを着用する時は、前回も紹介した「バイカラー効果」を活用するのが賢い手段。腕の中のもっとも太い部分である肩まわりの一部を隠して分断し、細く見せ、腕全体もほっそり見せるというわけです。その際に便利なのがシャツやニットなどを肩掛けするというテクニック。プロデューサー巻きと言った方がわかりやすいでしょうか。あまり考え過ぎず、ラフに肩掛けするだけで意外とサマになりますし、効果は抜群です。
シャツを着用した場合は、ニットやカーディガンを肩掛けするという手もあります。アイテムを新調しなくても、着こなし次第でここまで印象が変わるので、実践しないと損ではありませんか?